りんごは、日本でもっとも親しまれている果物のひとつです。サクッとした歯ごたえとジューシーな果汁、そして甘みと酸味のバランス。旬の季節にはそのまま食べるのはもちろん、お菓子や料理の材料としても多彩に活躍してくれます。
中でも、りんごを使ったスイーツは、素朴でどこか懐かしく、けれど奥深い美味しさを持っています。この記事では、お取り寄せできる「りんごのスイーツ」をご紹介しています。ぜひ通販でのお買い物にお役立てください。
1.りんご通販スイーツ おすすめ5商品
1-1.【お薦めスイーツ①】生りんごドライフルーツ(SHUN)

生りんごドライフルーツは、長野の澄んだ空気と大地で育ったりんごを使用した自然はのフルーツスイーツ。加糖・保存料は一切加えず、果実そのものの力にこだわりぬいた逸品です。
口に含めば、自然の優しい甘みと深みのある香りがふわりと広がります。何も足さない製法だからこそ実感できる、りんご本来の奥行きある風味が魅力です。
楽しみ方はとてもシンプル。手を加えず、封を開けたらそのままひと口。余計な味が入らないぶん、りんごという果実の個性がしっかりと感じられます。
公設市場内にある企業だからこそ実現できる、とびきりのスイーツです。市場直送の「りんごのドライフルーツ」をお楽しみください。

店舗名:フルーツダイニングSHUN(イオンモール店 / 市場店)
会社名:株式会社 松本青果物流通センター
住所:長野県松本市大字笹賀7600番地41 松本市公設地方卸売市場内
▶ 参考:
https://ryutsu.jp/
https://shop.fruit-dining-shun.jp/
1-2.【お薦めスイーツ②】旬摘みりんごのアップルパイ(りんごの木)

株式会社デザートランドりんごの木の自社農園「りんごの木ファーム」にある約220本の紅玉りんごの木。この木で実った紅玉を、採れたての状態で自社工場にてりんごの煮に加工します。
特徴は、大きめカットのりんご煮がたっぷり。それも、善光寺平で採れた紅玉りんごを3個も使用。
期間限定のアップルパイです。販売は、例年10月1日から3月31日まで。
絶妙の「食感・甘味・酸味」は、一度食べたら忘れられないはずです。
参考:りんごの木 オンラインショップ
会社名:株式会社デザートランドりんごの木
住所:長野県長野市青木島町大塚1164
1-3.【お薦めスイーツ③】果実をまるごと味わうりんごゼリー 林檎 (小南農園)

国産(青森・秋田)りんごがまるごと入ったゼリー。りんごの甘酸っぱさと、さっくりとした食感を特徴。
小南農園は和歌山県の企業なので、素材のりんごは青森から取り寄せています。しかし、おいしさにこだわり、農家の目利きで選ばれたりんごが使われています。
国産果実が主役のゼリー。ぜひご賞味ください。
参考:小南農園
会社名:株式会社 小南農園
住所:和歌山県有田郡湯浅町田39
1-4.【お薦めスイーツ④】信州まるごとⓇりんごジュース

『信州まるごとⓇりんごジュース』の誕生は1991年(平成3年)。発売当時は『信州りんごジュース無調整』として親しまれてきましたが、2019年4月に商品名とパッケージをリニューアルし、今に至ります。
当初から変わらぬ味わいを大切に長野県産の“ふじ”りんごを中心に使用。豊かな香りと濃厚な甘みが特徴で、りんごそのものの美味しさを存分に楽しめるジュースです。
ロングセラーには理由があります。その理由、確かめてみませんか?
参考:長野興農
会社名:長野興農株式会社
住所:長野県長野市青木島町綱島765-2
1-5.【お薦めスイーツ⑤】りんごどら焼き

生地に青森県産の卵、牛乳を使用し、とら皮風に焼き上げられた「りんごどら焼き」。餡には青森県産りんごがたっぷりと入っており、りんごの甘酸っぱい酸味と生地のほのかな甘み絶妙です。
何より驚くのが、「白餡」という点。これが非常に合います。ぜひお試しください。
参考:松栄堂
会社名:有限会社 松栄堂
住所:青森県青森市栄町1-5-4
2.りんごがスイーツに向いている理由
2-1.自然な甘さと香りが織りなす奥深い風味
りんごは、それ自体が完成されたスイーツとも言える果物です。甘み・酸味・香りのバランスが良く、加える糖分を控えても満足感のある仕上がりになります。特に加熱すると、りんごに含まれる果糖やリンゴ酸、香気成分が変化し、やわらかくとろけるような甘さと、ふわりと立ちのぼるフルーティーな香りが生まれます。
また、シナモンやバターなどの脂溶性の香りとも相性が良く、一緒に調理することで香りの複層性が増し、まるでパティスリーで仕上げられたような奥深い風味が家庭でも再現可能です。これは、料理というより“香りの演出”に近い楽しみ方でもあります。
さらに、皮ごと調理する場合には、ポリフェノールの効果で色や香りに深みが増し、栄養面でも優れたスイーツに仕上がります。美味しさと健康の両立ができる点も、りんごがスイーツ素材として選ばれる大きな理由です。
2-2.食感の変化で、ひとつの果実が無限の表情を持つ
りんごは、調理の仕方によって「まったく別物の食感」を演出できる稀有な果物です。
- 生のまま使えば、シャキッとした歯ごたえがアクセントとなり、パイやタルトの中で主役級の存在感を放ちます。
- 軽くソテーすれば、ジューシーで柔らかくなり、アイスクリームやパンケーキの添え物として大活躍。
- じっくり煮詰めれば、とろけるような舌ざわりに変化し、ピューレやフィリングとして滑らかな食感が生まれます。
- 低温で乾燥させれば、ドライフルーツとして噛むほどに味が染み出す「凝縮された旨味」が楽しめます。
この「変化の幅の広さ」こそが、りんごがさまざまなスイーツに適している理由のひとつ。フレッシュなタルトやほっこり温かい焼き菓子、冷たいゼリーや高級感のあるムースに至るまで、あらゆるジャンルで表現力を発揮できる万能素材です。
2-3.文化的な親しみやすさと安心感
りんごは日本国内だけでなく、世界中で愛されてきた歴史ある果物。古くはヨーロッパの修道院で育てられ、日本では明治時代から本格的に栽培が始まりました。スイーツの素材としても、各国の家庭料理や伝統菓子に数多く登場します。
そのため「りんごスイーツ」は、世代や国境を越えて親しまれやすいという特性を持っています。例えば、フランスの「タルト・タタン」、アメリカの「アップルパイ」、日本の「りんご煮」など、りんごが主役のスイーツは多くの人々にとって「懐かしい味」として心に残る存在です。
りんごのスイーツには「味わいのおいしさ」だけでなく、「記憶や感情に寄り添う力」もあります。ですから、おそらくどんな時代でも「りんご」は選ばれ続けているのだと思います。
2-4.栄養面でも優秀なスイーツ素材
スイーツと聞くと、どうしても「甘くてカロリーが高い」というイメージがつきものです。しかし、りんごはそのイメージをやわらげてくれます。
りんごには、水溶性食物繊維のペクチンや、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。これらは腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇を抑えたりする効果があるとされており、美容や健康を意識する人にとっても嬉しいポイントです。
無添加・砂糖不使用で仕上げることもできるため、自然派やオーガニック志向のスイーツとの相性も抜群です。
3.メジャーなりんごの品種
日本にはりんごの品種が数多くありますが、この章ではその中でもメジャーなものを5つ紹介します。
3-1.ふじ(Fuji)
「ふじ」は日本で最も生産量が多く、世界的にも人気の高い品種です。酸味が穏やかで、糖度が非常に高く、シャキッとした歯ごたえと果汁たっぷりのジューシーさが特徴です。生食用としてはもちろん、焼き菓子やアップルパイにも向いており、加熱しても風味がしっかり残ります。
保存性にも優れており、冷蔵保存で数ヶ月美味しさを保てるのも魅力のひとつ。味のバランスが非常に良く、「万人に好まれるりんご」として親しまれています。
3-2.紅玉(Kōgyoku)
紅玉は、昔ながらの酸味の強い品種で、現在でも根強いファンが多いりんごです。やや小ぶりで、濃い赤色の皮が特徴。加熱すると酸味がまろやかになり、香りがぐっと引き立つため、タルトタタンやアップルパイ、コンポートなど、スイーツとの相性は抜群です。果肉はやや硬めですが、煮崩れしにくく美しい仕上がりになります。酸味がある分、甘みとのコントラストも際立ち、深みのある味わいが楽しめます。
3-3.シナノスイート(Shinano Sweet)
長野県で誕生した品種で、「ふじ」と「つがる」の交配によって生まれました。名前の通り、とても甘く、酸味は控えめで、果肉はやわらかめ。みずみずしく、口当たりも滑らかです。生食に最適で、幅広い年代に好まれる味わいです。スイーツに使う場合は、酸味が足りないと感じるレシピには向きませんが、やさしい甘みを活かしたコンポートやゼリーにはぴったりです。食べやすさと香りの良さが魅力の品種です。
3-4シナノゴールド(Shinano Gold)
こちらも長野県生まれの黄色いりんご。しっかりとした酸味と濃厚な甘みをあわせ持ち、パリッとした歯ごたえが特徴です。香り高く、加熱しても食感や味の輪郭が崩れにくいため、焼き菓子や煮りんごにも向いています。黄色い果皮は見た目にも新鮮で、スイーツの彩りとしても映える存在です。冷蔵保存での持ちも良く、さっぱりとした後味が好まれています。
3-5.つがる(Tsugaru)
青森県発祥の「つがる」は、早生種(わせしゅ)で、りんごの旬が始まる頃に登場する品種です。甘みが強く、酸味は控えめで、やわらかくジューシーな果肉が特徴です。旬は9月頃と短めですが、夏の終わりにさっぱりとした味わいを楽しめる品種として人気です。あまり加熱調理には向きませんが、すりおろしてシャーベットにしたり、ジャムにすると優しい甘さが際立ちます。生でそのまま味わうのがいちばんのおすすめです。

4.まとめ
りんごは風味、食感、栄養、文化的背景のすべてにおいて、スイーツ素材として非常に優れた特性を持っています。ごく普通の果物と思われがちですが、実はとても奥が深く、幅広い表現が可能な素材。
最近は通販でも絶品の「りんごのスイーツ」が登場しています。ぜひお取り寄せしてみてください。
